東京ハイヤー求人ブログ:もしもハイヤーを運転していて事故を起こしてしまった場合どう対応する?
■お客様を乗せている時に事故が起きてしまった場合
ハイヤーに限らず、タクシーなどお客様を乗せて走る車では、いくら細心の注意を払っていても思わぬ事故に遭遇することはあります。とはいえ、やはり事故は起こすべきものではないため、各ハイヤー・タクシー会社では乗務員に対する徹底的な教育や、運輸安全マネジメントの導入などさまざまな策を講じているのです。それでも、もし事故に遭ってしまったときには適切な対処を取ることが重要になります。たとえば、お客様を乗せているときに事故に遭ってしまった場合、まず先に考えるべきはお客様の安全確認とご予定への配慮です。お客様がお急ぎのときはもちろん、そうでない場合にもご予定をきちんと確認し、事故対応の時間を鑑みて処理を考える必要があります。その対応には、主に以下のものが考えられるでしょう。
・会社から代替え車を用意してもらう
・その場でタクシーを呼んでお客様に乗車してもらう
など
ただし、本当にそのままお客様を別の車に乗せてしまうと、お客様にケガがあった場合にはその後に問題が生じるため、お客様の健康状態に影響がないかをすぐに確認します。そして事故の相手方のケガも合わせてチェックし、お客様や相手方にケガがあった場合には、たとえ軽くても迅速に救急車を呼ぶか医療機関へお連れするといった対応を取るべきです。その後、警察に連絡をして状況を正確に伝えた後に現場検証に立ち合います。そして現場検証が終了すれば会社や相手方が加入している保険への処理、また乗せていたお客様への謝罪、ハイヤー側に過失があった場合には相手方への謝罪も必要です。ただし、保険処理や謝罪といった対応は乗務員自ら行うのではなく、会社の事故処理担当が代わって対応するのが一般的です。では乗務員はどうなるかというと、会社に対して事故報告や始末書の作成をして状況を伝えること、そして減給などの処分を受けることとなります。
■お客様をお迎えしている途中で事故が起きてしまった場合
また、お客様を乗せていなくてもこれからお迎えにあがるときに事故に遭ってしまった場合は、まず会社に連絡をして代替え車を用意してもらいます。そしてお客様にも状況を説明し、お客様のご予定に影響が出ないように対応を行うことが必要でしょう。またこの場合、お客様を乗せているわけではないため、前述したような相手方への対応や警察への連絡を速やかに実行します。もし事故を起こしてしまったとき、お客様を乗せている場合はもちろん、お迎えにあがるときにもあせってしまいがちです。しかし、会社には事故時のマニュアルが用意されているため、その内容に沿ってきちんと対応することが求められます。仮に事故が起きたとしても、冷静な判断力を持つようにしましょう。