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リムジンコラム

ハイヤーとタクシーの比較・違い

2021.8.23

タクシーと同じように車で人を送迎する乗り物としてハイヤーがあります。
ハイヤーとタクシーは一見同じように見えますが、全く違う目的で使用される乗り物です。
サービスを重視した交通機関であるハイヤーの特徴、またハイヤーとタクシーとの違いを解説します。
違いは特徴だけでなく、料金や予約方法、サービスなど様々な違いがあるので、それぞれを具体的に説明します。

・ハイヤーはどんな乗り物?

会社の重役の出張や冠婚葬祭の時など、かしこまった席でよく聞くのがハイヤーです。
ハイヤーとは目的地まで乗客を乗せて送迎する車のサービスの事を言います。
そのため車で目的地まで送り届けるのは、タクシーと同じサービスと言えます。
ただしハイヤーはエグゼクティブ向けの乗り物で、同じサービスでも利用する状況に違いがあります。
タクシーは配車予約もありますが、町中で流しを行い、一般の方が利用する公共交通機関です。
一方ハイヤーは個人輸送機関と言い、完全予約制で事前に企業との契約が必要な交通機関になります。
そのため利用方法や料金体制にも違いがあります。
ハイヤーを利用する人や状況は、タクシーとは違い以下のような場面になります。

★冠婚葬祭の移動手段
★会社の役員の送迎
★接待用の送迎
★芸能人や著名人の送迎

またハイヤーは都市型とその他に分かれており、都市型は運行台数が法律によって定められています。
都市型ハイヤーは2時間以上の利用が決められており、ビジネスや観光ツアーなどでも利用されています。

・ハイヤーとタクシーの料金・予約方法の違い

ハイヤーはどんな乗り物なのか分かった所で、ハイヤーとタクシーの特徴の違いについてもう少し詳しく解説します。
大きく違うのは料金と予約方法の違いで、それぞれ詳しく見ていきましょう。

・・ハイヤーとタクシーの料金の違い

タクシーは利用した地点から目的地まで、メーターごとに料金を支払うのが一般的です。
そのため短距離であれば、ワンコインから数千円程度での移動が可能です。
しかしハイヤーは車1台をレンタルする、という感覚で契約します。
そのため営業所を出て送迎を行い、戻るまでの全てに料金がかかります。
さらにメーターは乗客から見えない場所に設置してあり、同じハイヤーでも長距離移動であれば料金が高くなります。
最低でも5千円以上からで、数万円単位が通常です。
実際に乗車した運賃は時間制か距離制が取られており、距離の場合はタクシーと同じ公定幅運賃の制度を適用しています。

・・ハイヤーとタクシーの予約の違い

タクシーは街中で利用したい時につかまりますが、ハイヤーは事前に契約が必要です。
利用前に契約や審査が必要になり、利用料とは別途で保証金かかります。
またハイヤーにはスポット契約と月極契約があり、長期契約だと割引がある企業もあります。
タクシーが普段の生活での移動手段なのに対し、特別なイベントや状況の際に前もって予約しておく移動手段がハイヤーです。

・・ハイヤーとタクシーの支払い方法の違い

タクシーの場合はその場で現金で支払う方法以外に、今はアプリなどを利用してネット決済が可能です。
ハイヤーもタクシーと同じく、乗車ごとの支払いができますが、請求書にて後払いも対応できるのが相違点です。
また長期契約の場合は月末などで締めて、月ごとに支払うという方法もあります。

・ハイヤーのサービスについて

ハイヤーとタクシーの違いで、大きく異なるのはサービスの違いです。
ハイヤー運転手は、vipを送迎することもあるため、きめ細やかな接客が求められます。
そのため運転手の接客レベルは非常に高く、海外の著名人の送迎では語学に堪能な運転手が選ばれることもあります。
またタクシーは目立つように黄色や緑などの車で、有名な国産メーカーの車が多く使われています。
一方でハイヤーは高級感がある黒塗りの車種が使われており、乗り心地も良い高級車が使われています。
タクシーのドアの開閉は自動で行われますが、ハイヤーは運転手が自らドアを開閉します。
よく政治家や著名人が黒塗りの車から出てくるシーンがありますが、ハイヤーが利用されている場合が多くあります。
タクシーは運転手や車種を選べませんが、ハイヤーは専属運転手や車種を固定して利用することができます。
勤続年数が長く厳しい試験に合格した人が、ハイヤーの乗務員となっているケースが多いです。

ハイヤーとタクシーの違いは、利用シーンによって使い分けを行う乗り物だという事がお分かりいただけたでしょう。
送迎という同じサービスでも、サービスの内容に差があるため、料金にも差があります。
また支払い方法や利用方法にも異なる点が多くあります。
冠婚葬祭やvipの送迎や観光、ビジネスなど大事な局面で利用されることが多く、使い分けを行う人がほとんどです。
またハイヤーの運転手は専属になることもあり、自分にしかできないと思える仕事でもあります。
運転技術以外にも、ホスピタリティを学んだ人がハイヤー運転手として活躍できます。