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リムジンコラム

タクシー・ハイヤーアプリサービスの現状とは

2021.7.15

タクシー業界で救世主と言われているのが、スマホで配車ができるの存在です。
スマホの普及で様々な企業がアプリの活用を行っていますが、タクシー業界も今後配車アプリを導入する企業が増えると予想されます。
タクシー業界で増えているタクシーアプリの概要や、配車アプリの導入で起こり得るタクシー業界の変化を見てみましょう。
また今後配車アプリは人気になるのか、タクシー業界への転職を検討している方は、事前に知っておきましょう。

・タクシー業界で増えつつあるタクシーアプリとは

タクシーアプリとはスマホによってタクシーと乗車を希望する人を結ぶことができるアプリのことです。
アプリの仕組みは、顧客がアプリでタクシーの配車依頼を行うと、その依頼がタクシー会社の配車システムに送信されます。
依頼者の近くにいるタクシーが受け取り、迎車を行うようになっています。
これは出前を頼みたい人と、近くにいる配達パートナーをマッチングさせるアプリが人気ですが、それと同じシステムです。
アプリが無い時代は前もって電話で配車予約を行い、無線でタクシードライバーに伝える方法が取られていました。
今は乗りたい人が近くにいるタクシーに配車予約を行え、利便性が向上し、若者に非常に人気を集めています。
配車の時間設定を行えたり、支払い方法がネット決済でできる、などアプリの導入で利用の仕方にも幅が広がっています。
最近ではタクシーの車内にビーコン端末を設置し、タクシー側が広告をスマホに配信します。
その広告を視聴してもらうと、次回使えるクーポンが配信される仕組みを導入しだしたところもあります。
まだまだ実証実験段階ですが、今後この仕組みを導入するタクシー会社もさらに増えていくでしょう。

・配車アプリの導入で起こり得る変化

配車アプリは2014年では全体の45%の参入だったのが、今では75%にも及ぶ割合だともされています。
それだけタクシー業界の配車アプリの市場は、新たなイノベーションが起きていると言える状態です。
では配車アプリの導入でどんな変化が起こり得るのでしょう。

・・若年層の利用が増える

スマホは元々若年層の普及率が高いので、気軽にアプリを使ってタクシーを呼べれば、若者の利用率も増えることが予測されます。
また配車アプリは決済方法が複数選べるため、スマホ1台で決済ができる配車アプリは若者の支持を得やすいでしょう。
その場で現金がなくてもタクシーに乗れるため、利便性が高く若者に支持されやすいと言えます。

・・悪天候の際の利用率の増加

電話の場合悪天候の際に配車依頼を行うと、オペレーターから無線で繋ぐため、繋がりにくいというデメリットがありました。
しかし配車アプリを使うことで無線で連絡を取らなくても良くなり、すぐにタクシーを呼ぶことができます。
元々悪天候の際はタクシーの利用も増えますが、配車アプリの導入でさらに利用率が高まることが予測されます。

・・タクシードライバーの評価が付けられる

アプリの導入により、どのタクシーが利用されたのか履歴が残ります。
それによって評価システムの導入がされ、運転手の評価を付けることが可能になります。
乗客からすれば、悪い評価を付けたタクシーは利用しないことができる、なども可能になるでしょう。
タクシー会社側もサービスの精度を上げるために評価システムを導入し、企業の成長を狙うこともできるようになります。

・今後配車アプリは人気になる?

今後も配車アプリはますます人気になることが予測されます。
配車アプリが今後も人気になる理由について解説します。

・・コロナによる消費者行動の変化

タクシーは人の多い電車よりも密集度が低いため、満員電車を避けてタクシーを利用する人も増えています。
そんな中配車アプリを利用すれば、行き先を口頭で伝えなくてもアプリで登録すれば話すこともいりません。
またネット決済を選べば、非接触で決済も可能です。

・・外国人観光客にも人気

配車アプリは行き先や決済方法も自分で選ぶことができるため、日本語が話せなくてもタクシーを利用することができます。
これまでは運転手に行き先を伝えるのに苦労していた外国人観光客の方も、気軽にアプリを利用して、タクシーを使う人が増えていくでしょう。

・・自動運転や相乗りタクシーの増加

人口が減りタクシードライバーの人数が減れば自動運転のタクシーが普及し、利用する人も増えるでしょう。
またタクシーは高いから使わないという人も、相乗りタクシーの普及が進み料金が安くなると、利用したいという人も出てくることが予想されます。
これらが普及した際、新しい新規の層を増やすためのツールとして、アプリが利用される可能性があります。
既に配車アプリを導入し、新たなビジネスを行う企業が人気になっていくでしょう。

タクシー業界でアプリは今非常に注目されている新たなビジネスチャンスだと言えます。
配車アプリは今後決済方法や車種を選べるなど、独自のサービスの提供で幅が広がることも予測されます。
タクシーの価値が上がり、若手の運転手の数が増えたり、給与が上がる可能性も大いにあるでしょう。